vol.3若者のOD(オーバードーズ)と家族環境・愛着障害の関係について

3. ODを防ぐために必要な支援

若者のODを防ぐためには、単に「薬をやめさせる」だけではなく、背景にある心理的な課題にアプローチすることが不可欠です。

(1) 安心できる居場所の提供

  • 「否定されない環境」:話を聞いてもらえる場所(カウンセリング、ピアサポートなど)
  • 「自分を受け入れてもらえる感覚」:ODを責めずに、本音を話せる関係性を作る

「ここに来れば大丈夫」と思える場所が必要

(2) 感情調整のスキルを学ぶ

  • 自分の感情に気づき、それを言葉にするトレーニング
  • ストレスを感じたときに、薬以外の方法で対処できるようにする(認知行動療法など)

「薬に頼らなくても大丈夫」と思える力を育む

(3) 家族へのアプローチ

  • 親への教育:「愛着の問題」を知ってもらい、関係の見直しを促す
  • 家族カウンセリング:過干渉・無関心な親の対応を改善

「家族のあり方を見直し、本人が安心できる環境を作る」ことが重要

(4) 若者が自己肯定感を持てる支援

  • 「何かに挑戦し、成功体験を積む」ことが大事(就労支援、趣味の活動など)
  • 他者とのつながりを作る(地域活動、ボランティア、オンラインコミュニティなど)

「自分は生きていていい」と思える機会を増やす


4. こころ和みでできること

こころ和みの活動として、若者のOD支援を組み込むことは、メンタルヘルス支援の幅を広げる良い機会になると思います。

🏡 考えられる取り組み

  • OD・自傷行為をしてしまう若者向けのカウンセリング
  • 安心できる「居場所」作り(コミュニティスペースやオンライン相談)
  • 家族向けの講座(愛着障害や家族関係の改善方法を学ぶ)
  • OD経験者のリカバリー支援(社会復帰プログラム)

まとめ

ODを繰り返す若者の多くは、「本当に助けてほしいけど、どうすればいいかわからない」状態です。
その背景には、家庭環境や愛着障害など、根深い問題が隠れていることが多いと考えます。

だからこそ、単に「薬をやめなさい」と指導するのではなく、
「なぜODをしてしまうのか? どうすれば心の安心を得られるのか?」を一緒に考える支援が必要だと思います。

 

 

特定非営利活動法人こころ和み

カウンセリングルーム こころ和み
〒757-0002
山口県 山陽小野田市 郡 398番地23
電話番号:0836-43-9463
メールアドレス: shinri@kokoro-nagomi.jp
営業時間:10:00~22:00

グループホーム豊田(認知症対応型共同生活介護)
〒750-0441
山口県 下関市 豊田町 中村 7-1
電話番号:083-757-0058
メールアドレス:grouphome.toyota@alpha.ocn.ne.jp