鬱(うつ)病

近年、この言葉を知らないという人がいないというほどメジャーな病名になってきました。
では、このうつ病とはどういうものなのでしょうか。
よく言われることは「心が弱いからそうなるんだ。」「気持ちの持ちようで、そんなものは治る。」などですよね。
こういう言葉は、本当に心無い言葉だと、悲しくなるものです。
実際にうつ病であるにも関わらず、本人さえもそう思っていて、なかなか医師の元を受診しなかったり、心理カウンセリングに向かわなかったりする方も現在の日本には多いようです。
しかし、声を大にして言います。
うつ病は脳内のホルモンバランスがうまく機能できなくなってしまった状態です。
CTを撮ることでも、うつ病であるかどうかが目で分かる病院もあります。
ホルモンに限らず、脳内を司るあらゆる分野の機能低下などを引き起こしているのです。
これは、医学的にも解明されていることです。
鬱病は弱いからなるのではありません。人間なら誰しもかかる可能性のある病気です。決して恥ずかしいことではないので、隠さず医師またはカウンセラーに相談してください。

NHKでうつ病の治療についての特集をしておりました。とても、分かりやすく、うつ病の方の未来が明るくなるものなので、ぜひご覧になってください。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/120212.html